杉私塾、いよいよ腐っていた柱が取り除かれ、新しい柱が着け変わりました。
ジャッキはすべて外され、きれいで堅固な柱が据えられています。
頼もしい!
杉私塾の裏手。
そしてその隣のコンクリートの蔵は、すっかり塗り替えられ、美しくなっていました。
足場が取れるのが楽しみです。
かたやこちらは、展示館のほう。
見てください、窓枠や入口の枠など、だんだんできてきています!
前回に引き続き、木毛セメント板(もくもうせめんとばん)を細かく切っている職人さんが…。
「天井のためのセメント板を切っています」とのこと。
「雨の日は室内の作業しかできなかった。久しぶりに雨が上がったので、やっと取り掛かれる」と言ってました。
なるほどー、やはり屋外の作業は天候次第ですね。
現場は、進行スケジュールと天気予報をにらめっこなのでしょう。
展示館の鉄筋コンクリート造りの方は、タイル部分が完成。
この後、つなぎ目に残った汚れを取り、ペンキを吹き付けていきます。
一方、足場で隠れている部分の漆喰は、モルタルを3度塗り(そのたびに引っかいたり網をはったりする)、
漆喰を3度塗りするそう。
かなーりきちんと作られています。
作業員の方が、
ここは天井も高いし、作り方も丁寧で、地震にも強い。
100年以上は耐久性があるのでは
とおっしゃっていました。
幕末の生き証人の十朋亭とその展示館が、100年後も変わらずこの場にあり、
全国から人が訪れ続ける
…考えただけでも、胸が高鳴りますね。